日下部 一司 [クサカベ カズシ]
上野彦馬が使用したカメラのレンズメーカー・・・1860年創業のダルメイヤー 。 イギリスのレンズメーカーで、わずかながらカメラも生産していたという。 ダルメイヤーと聞いただけで反応してしまい、思い切った衝動買いをした。 それがよかったのか失敗だったのか、今も分からない。 微妙な存在だな・・・。
丸いフレームギリギリに太陽を撮ると、このようにフレアとゴーストが出る。 昨日撮った写真は派手に出て、放射線が写った。 漫画のようだ。 完全な円が欠ける現象を「病円」というらしい。 その欠けた部分から陽光が射す様子を撮ろうとしたが、思いのほかダイナミックな光線になった。 最近「フレーム」のことが気になって、こんな実験をしたりしている。
タイル張りで重厚な螺線階段を見つけた。 こういう被写体と出会ったとき、円く写るカメラを携えていて良かったと思う。 大きな薬缶が倉庫の隅っこに置かれていた。
周辺部の光量不足、そのグラデーションは緩やかである。 上部に予期しない光の翳りが写った・・・。 アンテナの先端と雲の接点が この写真の中心、つまり円の中心だ
重力・引力を感じる。
COSMICAR(コズミカ)は、旭光学工業(PENTAX)の海外向けCCTVレンズのブランド名である。 このレンズが最近のお気に入りで、出かけるときはこれをつけたミラーレスを携帯する。 近年撮り続けている丸い写真の写真集をかねてより作りたいと考えているが、なかなか実現できない。 手製本で何部かのエディションを試みてもいいかなと思い始めている。
SONYのTVレンズを手に入れた。F2と暗いが、ピントリングにゴムが巻いてあったり、絞りにクリック感があったりして、しっかりした作りになっている。 コントラストが低かったり、コーティングのせいか逆光に弱かったりもする。 周辺のオレンジの環は いい感じに発色した。
モノクロームの風景が新鮮に感じられるとき。
穴を覗くような視覚に興味があるのではなく、矩形と同じように世界をとらえる「丸いかたち」に興味がある。
上半分の雲梯
帽子のようにも見える
足すことも・引くこともできない完璧な構図の写真。
隙間の風景。
幼い頃、漫画で見た「未来都市」
垂直軸を外す。
形状に従う
階段を降りる。
接点を見つける。
直線が意味をつくる。
土手の桜のつぼみは固い。
合成写真のような風景になった。
時を経てまた撮影した。
三角コーンはどこでも活躍。
超広角レンズの絞り開放撮影。
線の描く風景。
すごい急カーブ坂道。ここを何度も撮影するけど飽きないな。
逆光で見る。
線と線がつながった風景。
ここでも三角コーンが活躍している。
ただただ丸いカーブを持つ畑。
円周あたりでくるっと曲がる道。
丸い屋根が構図をつくる。
夏が写る。
新しいレンズを買って試写した。円周付近にレンズのガラス質が写っているかのような描写をする。